全学MD科目責任者アンケート_20190325(最終)
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18 • 現在の全学モジュールは,教員が自身が所属する学部の学生に教授できず,残念である。私は西洋史を専門とするが,歴史は教養そのものである。所属学部は教育学部なので,学生は公立学校教諭を目指しているので公務員志望ということになるが,公務員系就職試験は一般教養の学力を求められる。私は所属学部の学生には教授できないので所属学部の学生の一般教養の学力向上には貢献できない。他方,教育学部生は全学モジュールの制度により医歯薬学・水産・環境科学系の教員の講義を受講する機会が多い。だが薬の話や病気の話,魚の話や環境の話を聴講しても,公務員試験には何のプラスにもならない。そのような教養教育を大学が施しておきながら,他方では大学は教育学部卒業生の教員採用率が芳しくないことを指摘する。これはおかしいのではないか。また教育学部は教員の人員が多いとはいえないので,私は仕方なく毎年度,全学モジュール科目を担当している。正直いって,負担が重い。 • 科目・日程などの調整において「30年度開講」や「30年度入学者用」など言葉が紛らわしく、また次年度の調整も並行したりで、どの調整をしているのか非常に混乱しやすい。 • モジュールの導入がこの6年間で何をもたらしたのか、総括が必要だと思います。 • モジュールⅠ・Ⅱは継続して同じテーマを課して欲しい。テーマを変更すると学習が深まらない。

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