全学MD科目責任者アンケート_201804
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16 • 教員免許状を出す部局は教職教養の教員を雇って教職教養の講義を提供して欲しい。教員免許状は取得するものの教職に就く意志のない受講生を,しかも毎年度律儀に,指導するのは心理的に非常に負担が重いという話を耳にする。そういう学習意欲の低い受講生は所属部局が責任を持って指導して欲しい。私は教職教養の担当ではないし,教養教育を学生に施すのは嫌いではないが,同じ部局の同僚教員の負担が非常に重いので,それを見ると非常に辛い。他の部局の中には同じ学問領域を担当する教員が複数いるので,教養教育をオムニバス方式で済ますことができる例が多々あるが,教育学部の教員は単独で15回の講義をする教員の割合が非常に多く,負担の上で不公平感がある。また教育学部の学生の中からも教育学部の教員が開講する教養教育が受講できず,代わりに「くすり」とか「病気」とか大学の教養教育の王道ではないし学校教育にあまり関係のない講義を受講せざるを得ないという不満の声を聞いている。私も自身が所属する学部の学生に教養としての歴史を教えることができないので不満である。 • 現在、いくつかの科目を合わせてモジュールを形成していますが、学生には興味がない授業も強制的に履修しなければならないので、とても不評です。多くの大学で採用されている人文、社会、自然の枠組みは理にかなっており、分野が偏ることもないと思います。学生が興味を持って授業を受けやすくすることが一番大切だと思います。 • 現場の声を聴いていただきたく,あえてオブラートに包まず申し上げます。不躾な拙文をどうぞご容赦願います。学部の授業と異なり,授業の準備・移動・実施・評価についてストレスが非常に高いと感じている。教員の能力によるものもあるが,毎回無事に終わってほっとしているのが正直な感想である。他学部の学生(必ずしも経済経営を勉強したいと思っていない学生)にどのように授業に参加していただくか毎回試行錯誤している。また,大変残念ながら自ならびに他学部の学生に全学モジュールに対する感想を聞くと総じて低い。学生のニーズに本当にあっているのか疑問である。そのような状況下で授業準備に時間を割き,実施・評価することに心理的ストレスがぬぐえない。ただし,個人的な努力不足もあると思うので与えられた仕事のなかで精一杯頑張るのみである。なお,学生から「授業に対する興味が湧いた」というコメントをいただくことがあるが,その言葉が唯一の励みである。確かに厳しい環境の方が成長もするので,今は「修行の場」と考え授業に臨んでいる。 • 効果があるのかどうかの検証をして、効果がなければ従来の教養に戻した方が良いと思います。専門分野の教官が一般教養的な内容を教えるのは無理があると思いますし、実際に教える側も教わる側もモチベーションが低いと感じます。 • 初期の理想から離れて、以前と大して変わらない形態になってきていると思う。モジュール制自体に無理があったのではないか。トップダウンではなく、担当教員の意見も聞いてほしいが、そのために会議・アンケート・FDを増やされても困る。 • 制度改変が非常に激しく、辟易してしまう。学部は学生指導全般(就職指導、メンタルヘルス学生対応など)を担っているので、教養教育担当のセンター系教員との激しい温度差を強く感じる。今回のモジュール制度もようやく落ち着いてきたので、朝令暮改の改変はやめて欲しい。 • 単位をとるために仕方なく受けている学生が多いように感じる。もっと本人が興味が持てる授業を選択ができるように,モジュールやテーマでしばりをかけずに,細かく授業を選択できるほうがよいのではないかと思う。アクティブラーニングを推進していること自体はよいと思う。

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