全学MD科目責任者アンケート_20170420_mk
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24 他大学は,どのように現状をとらえているのでしょうか。 • 私の知る限り,教員で全学モジュールを積極的に評価している人はいません。私も,ただちにやめて,以前のシステムに戻すべきだと思います。 • モジュールIIの前期では,モジュールIの学生集団と異なったために,学生間のコミュニケーションが上手くいっていなかった。できるだけ,モジュールIと同じ学生集団が望ましい。 • 現代の科学・学問の体系の中で,それぞれの授業がどのような位置を占めているのか明確にすることを通じて,断片的な知識の提供ではなく,科学・学問とは何かを考えることができるような授業とすべきではないだろうか。情報‐知識‐教養(情報が蓄積されて知識となり,知識が構造化されて教養となる)の連関の中で,真の教養を身につけていくための媒介的契機としての役割を授業が果たすべきではないだろうか。 • モジュールⅠとⅡが別に選択できるようになったために,モジュールⅠの選択によっては,学生間に基礎的な知識の差が見られるようになり,ややモジュールⅡの運営が難しくなってきていると思います。 • モジュールⅠとⅡが別個に選択になったため,モジュールのテーマに関する基礎的な知識が無いままに受講する学生が一定数いるために,基礎的な部分の復習をしながら応用的な授業をしなければならないため,以前と比べるとどうしても進度が遅くなりがちである。 • より多くの学生が第一希望のテーマを受講できるとよい。この体制が社会からどのように評価されているかを知りたい。 • 全ての学生に第一希望の科目を取らせるべき。 • やはり学生が希望する授業を履修することができない,希望する授業にもれなく希望しない授業も付いてくるシステムが,学生が授業に対して積極的に取り組むことのできない最大の理由だと思います。長大は希望する授業が受けられないおかしなシステムがあるという噂が高校で広まっています。どうしてもモジュールで授業を一括りにする必要があるのであれば,3つの授業のうち2つ「C」評価が付いたら,そのモジュールは全部単位が認められないという規則を設けてもよいと思います。そうすれば一括りにする意味も出てくると思いますし,学生ももう少し真剣に授業を受けるでしょう。人伝ですが受講者数が多いほど教員評価を高くする案が出ていると聞きました。受講者数が多い方が良いのであれば,それはアクティブ・ラーニングの理念に反していると思います。100人以上の一斉講義型の方が高く評価されることになります。学部の専門教科においても,学生により丁寧な指導を行うために,あえてグループに分けて受講者数を少なくして複数の教員で対応しています。アクティブ・ラーニングは本来であれば10人くらいが一番有効な指導が行えると思います。受講者数ではなく,担当授業数で評価するべきだと思います。 • テーマを絞って3科目ずつ(モジュールⅠ,Ⅱ)取らせるのは学生のニーズに必ずしも応えていないと思う。モジュールⅠだけにして,残り3科目は自由に取らせる方がよいと思う。 • 自学部学生を受講者数の1/3~1/2を上限として認めことを検討すべき。いまの状態では社会・人文科学系学生の多様な意見の交流が難しい。 • 学生が,より積極的授業に取り組めるように,学生が所属している学部と選択できる科目の枠組みを変更することが必要ではないでしょうか。 • 医学部の教員が,計45時間に渡り,医学とは関係のない学生に教育をすることについて,やや矛盾

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