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7 第2章 1年生の授業経験・学習態度 本章では、本学の1年生がどのような授業を経験したか、そして、学生自身の学習態度がどうであったかについて見ていこう。 1.授業経験 授業経験に関する設問は、授業形式や内容、課題や出欠などの14問が準備されている。これらの項目について、ひとつずつ、2013年度、2014年度、2015年度の経年変化と、2015年度の結果について学部・学科別に見ていこう。 図表2-1 授業経験についての設問 [7] あなたが受講した大学の授業で、次のようなことを経験する機会はどのくらいありましたか。 (7A) 実験、実習、フィールドワークなどを実施し、学生が体験的に学ぶ (7B) 仕事に役立つ知識やスキルを学ぶ (7C) 授業内容と社会や日常生活のかかわりについて、教員が説明する (7D) 授業の一環でボランティア活動をする (7E) 学生自身が文献や資料を調べる (7F) 定期的に小テストやレポートが課される (7G) 教員が提出物に添削やコメントをつけて返却する (7H) 学生が自分の考えや研究を発表する (7I) 授業中に学生同士が議論をする (7J) 授業で検討するテーマを学生が設定する (7K) 学生の意見が取り入れられる (7L) 取りたい授業を履修登録できなかった (7M) 出席することが重視される (7N) TAやSAなどの授業補助者から補助を受ける 図表2-2は「実験、実習、フィールドワークなどを実施し、学生が体験的に学ぶ」経験をしたかについてである。全体的には2013年度は48.3%であったが、2015年度には53.4%となり、増えている。ただし、2014年度に54.2%が経験していると回答していることから、やや減少している。学部・学科別に見ると、差があることが分かる。多く経験しているのは教育学部、医学科、保健学科、歯学部であり8割以上が「ときどきあった」または「ひんぱんにあった」と回答している。それに対し、経済学部(夜間主コース)、薬科学科、水産学部では2割前後と少ない割合であった。

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