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71 図表6-16 4.小括 本章では、大学入学前の学習経験を中心に、浪人経験があるか、本学が第1志望であったか、高校時の成績はどうであったかを確認した。 全体的に見ると現役で入っているのは7.5割、浪人が2割程度であった。学部・学科別に見ると、教育学部、経済学部(昼間コース)、保健学科、経済学部(夜間主コース)、多文化社会学部では8割以上が現役であったが、医学科、薬科学科、歯学部では6割以上と差があった。 つぎに、本学が第1志望での入学だったか否かについて見ると、全体として第1志望とそうでない者が半々であることが分かる。学部・学科別に見ると、医学科では7.5割、教育学部では7割弱、経済学部(夜間主コース)では6割が第1志望であったと回答したのに対し、薬科学科では3割、薬学科、環境科学部、工学部、水産学部では4割程度のみが第1志望であったと回答した。 高校での成績がどれくらいであったかについては、全体的には上位は3割弱、中の上は3.5割である。学部・学科別に見ると、上位だった学生の割合が、医学科では5割、多文化社会学部では4割と高かったが、環境科学部と経済学部(夜間主コース)では2割を切った。高校での成績の基準は高校によって異なるため、現在の学生の学力を示しているわけではないが、学習に対する態度や学生の自信の有無に関係してくる可能性はある。 高校3年時の学習態度について見て見ると、全体として肯定的な回答が過半数であった項目は「自分の意見を論理的に主張した」、「授業の予習や復習、宿題をした」、「自分の失敗から学んだ」、「困難なことにあえて挑戦した」、「読書をした(マンガ・雑誌を除く)」であった。逆に肯定的な回答が半数に届かなかった項目は「授業中に質問した」、「自分の意見を論理的に主張した」、「科学的研究の記事や論文を読んだ」、「自発的に作文の練習をした」、「インターネット上の情報が事実かどうか確認した」、「授業以外に興味のあることを自分で勉強した」、「自分が取り組んだ課題について教師に意見を求めた」であった。 20.6%19.8%19.7%21.4%25.7%16.0%41.2%21.0%16.8%9.1%20.0%7.9%16.7%18.5%22.3%35.5%32.2%33.3%45.7%35.8%35.9%23.5%37.1%45.3%50.0%22.9%23.7%26.7%30.8%30.1%27.7%28.3%26.8%22.9%24.3%26.4%25.5%21.9%27.4%22.7%31.4%39.5%29.0%30.8%25.2%15.7%18.2%16.9%8.6%9.6%18.2%7.8%20.0%9.5%18.2%25.7%28.9%23.1%14.6%17.5%0.4%1.5%3.4%1.4%4.6%3.5%2.0%0.0%1.1%0.0%0.0%0.0%4.5%5.4%4.9%0%20%40%60%80%100%2013年度(n=1284)2014年度(n=1486)2015年度(n=1491)多文化(n=70)教育(n=218)経済(n=231)経_夜間主(n=51)医_医学(n=105)医_保健(n=95)歯学(n=44)薬_薬学(n=35)薬_薬科(n=38)工学(n=359)環境科学(n130)水産(n=103)全体2015年度学部別[問24L]高校3年時の学習経験:読書をした(マンガ・雑誌を除く)ひんぱんにしたときどきしたあまりしなかったまったくしなかった指定外回答/無回答

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