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62 わかっているが、実行はできていない」で4割程度、つぎに多いのは「将来の見通しを持っている+何をすべきかわからない」で2.5割、「将来の見通しを持っていない」が2割、「将来の見通しを持っている+何をすべきかわかっているし、実行もしている」が1.5割である。2013年度から2015年度にかけての変化を見ると、「将来の見通しを持っている+何をすべきかをわかっているが、実行はできていない」の割合が4.7%ポイント下がり、「将来の見通しを持っている+何をすべきかわからない」の割合と「将来の見通しを持っている+何をすべきかわかっているし、実行もしている」の割合が微増している。すなわち、ともに将来の見通しを持っているが、すべきことを実行している学生と、何をすべきかわからない学生の両極が増えてきているといえよう。学部・学科別に見ると、「将来の見通しを持っている+何をすべきかわかっているし、実行もしている」学生の割合が高いのは医学科、歯学部、保健学科である。「将来の見通しを持っている+何をすべきかをわかっているが、実行はできていない」学生の割合が高いのは薬学科、医学科、歯学部、多文化社会学部、教育学部、保健学科である。「将来の見通しを持っている+何をすべきかわからない」学生の割合が高いのは、環境科学部、工学部、経済学部(昼間コース)、経済学部(夜間主コース)、水産学部である。「将来の見通しを持っていない」学生の割合が高いのは経済学部(昼間コース)と経済学部(夜間主コース)であった。 図表5-2 3.小括 本章では、1年生の将来展望について確認した。全体としては6割が就職、2割程度が大学院進学を展望している。経年変化を見ると、就職の割合が減り、代わりに大学院進学、および、まだわからないが微増している。学部・学科別に見ると、就職の割合が高いのは教育学部、経済学部(昼間コース)、薬学科、医学科であった。また、大学院進学の割合が高いのは薬科学科、工学部、水産学部である。「まだわからない」という回答が多い学部は多文化社会学部、経済学部(夜間主コース)、歯学部、環境科学部、水産学部であった。 つぎに、将来の見通しと、それに向けてすべきことを実行しているか否かについて見た。もっとも回答が多いのは「将来の見通しを持っている+何をすべきかをわかっているが、実行はできていない」であった。学部・学科別に見ると、「将来の見通しを持っている+何をすべきかわかっているし、実行もしている」学生の割合が高いのは医学科、歯学部、保健学科という明確な国家資格をとる学部・学科であった。逆に、「将来の見通しを持っていない」学生の割合が高いのは経済学部(昼間コース)と経済学部(夜間主コース)であった。 12.1%13.3%15.2%10.0%22.5%5.6%21.6%41.0%29.5%31.8%14.3%18.4%7.5%8.5%8.7%40.9%40.0%36.2%42.9%42.7%32.0%19.6%46.7%40.0%45.5%54.3%44.7%31.8%30.0%34.0%24.8%25.3%27.2%24.3%23.9%31.2%31.4%8.6%25.3%11.4%20.0%15.8%32.6%34.6%31.1%21.3%19.9%18.5%20.0%8.7%28.1%27.5%2.9%4.2%9.1%11.4%21.1%24.5%21.5%22.3%0.8%1.5%2.9%2.9%2.3%3.0%1.0%1.1%2.3%3.6%5.4%3.9%0%20%40%60%80%100%2013年度(n=1284)2014年度(n=1486)2015年度(n=1491)多文化(n=70)教育(n=218)経済(n=231)経_夜間主(n=51)医_医学(n=105)医_保健(n=95)歯学(n=44)薬_薬学(n=35)薬_薬科(n=38)工学(n=359)環境科学(n130)水産(n=103)全体2015年度学部別[問19]将来の見通し将来の見通しを持ち、何をすべきかをわかっていて実行している将来の見通しを持ち、何をすべきかをわかっているが実行していない将来の見通しは持っているが、何をすべきかわからない将来の見通しを持っていない指定外回答/無回答

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