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43 第4章 1年生の大学生活に対する満足度 本章では、1年生の大学生活に対する評価、学生生活の充実度、教育内容・環境に対する満足度、大学の設備と学生支援制度に対する満足度について結果を概観する。 1.大学生活に対する評価 本節では、1年生の大学生活に対する評価について見ていこう。設問は図表4-1のとおり、7つである。選択肢は「とてもうまくいった」、「いくらかうまくいった」、「あまりうまくいかなかった」、「まったくうまくいかなかった」の4つである。 図表4-1 大学生活に対する考えと満足度についての設問 [14] 本学に入学してから、あなたは次のことがらについてどれくらいうまくいきましたか。 (14A) 大学の学生向けサービスを上手に利用する (14B) 大学教員の学問的な期待を理解する (14C) 効果的に学習する技能を修得する (14D) 大学が求める水準に応えて学習する (14E) 時間を効果的に使う (14F) 大学教員と顔見知りになる (14G) 他の学生との友情を深める 図表4-2は「大学の学生向けサービスを上手に利用する」ことがうまくいったかどうかについてである。全体として見ると、6割程度が「とてもうまくいった」または「いくらかうまくいった」と回答している。経年変化を見ると、2013年度には60.6%であったのが2015年度には57.9%となり、若干、減少している。学部・学科別に見ると、多文化社会学部で7割近くが肯定的な回答であるのに対し、薬学科と薬科学科では半数を切った。 図表4-2 図表4-3は「大学教員の学問的な期待を理解する」ことがうまくいったかどうかである。全体として見ると4割程度がうまくいったと回答している。経年変化を見ると、2013年度は36.1%であったのに対し、2015年度には43.7%と7.6%ポイント増えているのが分かる。学部・学科別に見ると、多文化社会学部、医学科、薬科学科で5割を超えているが、他方、歯学部と経済学部(昼間コース)では4割を切った。 5.3%6.5%5.5%7.1%6.9%5.6%2.0%12.4%5.3%4.5%2.9%2.6%3.1%5.4%4.9%55.3%59.4%52.4%61.4%56.9%56.7%54.9%44.8%53.7%56.8%45.7%42.1%50.4%45.4%56.3%33.2%27.3%33.1%25.7%28.0%32.9%35.3%34.3%31.6%22.7%42.9%50.0%34.5%39.2%28.2%5.8%5.7%6.8%5.7%6.0%2.2%7.8%8.6%7.4%15.9%8.6%5.3%8.9%7.7%5.8%1.2%2.2%2.3%2.6%2.1%3.1%2.3%4.9%0%20%40%60%80%100%2013年度(n=1284)2014年度(n=1486)2015年度(n=1491)多文化(n=70)教育(n=218)経済(n=231)経_夜間主(n=51)医_医学(n=105)医_保健(n=95)歯学(n=44)薬_薬学(n=35)薬_薬科(n=38)工学(n=359)環境科学(n130)水産(n=103)全体2015年度学部別[問14A]大学生活への適応:大学の学生向けサービスを上手に利用するとてもうまくいったいくらかうまくいったあまりうまくいかなかったまったくうまくいかなかった指定外回答/無回答

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