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42 2.小括 本章では、1年生の入学時と調査時点(12月頃)との能力や知識の変化を見た。 全体として、「大きく増えた」または「増えた」という回答の割合が半数を超えた能力・知識は「一般的な教養」、「分析力や問題解決能力」、「専門分野や学科の知識」、「人間関係を構築する能力」、「他の人と協力して物事を遂行する能力」、「コミュニケーションの能力」、「プレゼンテーションの能力」、「コンピュータの操作能力」であった。 逆に「大きく増えた」または「増えた」という回答の割合が半数いかなかった能力・知識は「批判的に考える能力」、「異文化の人々に関する知識」、「リーダーシップの能力」、「異文化の人々と協力する能力」、「地域社会が直面する問題を理解する能力」、「国民が直面する問題を理解する能力」、「文章表現の能力」、「外国語の運用能力」、「数理的な能力」、「時間を効果的に利用する能力」、「グローバルな問題の理解」、「卒業後に就職するための準備の程度」であった。 2013年度から2015年度にかけて全体として5%ポイント以上変化があった項目はなかった。最も変化があったのは「数理的な能力」であり、2014年度の30.6%から2015年度には34.9%まで4.3%ポイント増えた。 図表3-22 入学時と調査時点での能力や知識の変化 まとめ [10] 入学したときと比べて、あなたの能力や知識はどのように変化しましたか。 2015年度全体の肯定的回答比率 経年変化 (5%ポイント以上) 他よりも 肯定的回答の比率が 高めの学部・学科 他よりも 肯定的回答の比率が 低めの学部・学科 (10A) 一般的な教養 70.1% なし 多文化、経済(夜)、保健学科 歯学 (10B) 分析力や問題解決能力 55.3% なし 多文化、経済(夜) 歯学、薬学科 (10C) 専門分野や学科の知識 87.7% なし 教育、経済(昼)、保健学科、薬学科、薬科学科、水産 多文化 (10D) 批判的に考える能力 46.1% なし 多文化 歯学、薬学科 (10E) 異文化の人々に関する知識 48.2% なし 経済(夜)、経済(昼)、環境科学、教育 歯学 (10F) リーダーシップの能力 28.8% なし 経済(夜)、医学科 経済(昼)、工学、薬学科 (10G) 人間関係を構築する能力 61.2% なし 教育、保健学科 工学 (10H) 他の人と協力して物事を遂行する能力 62.7% なし 多文化、教育、経済(夜)、保健学科 工学、水産 (10I) 異文化の人々と協力する能力 29.0% なし 多文化 歯学、薬学科 (10J) 地域社会が直面する問題を理解する能力 32.8% なし 環境科学 歯学、薬学科 (10K) 国民が直面する問題を理解する能力 35.7% なし 経済(夜)、経済(昼) 医学科、歯学、薬学科、工学 (10L) 文章表現の能力 41.0% なし 多文化、教育、経済(夜)、水産 歯学、薬学科 (10M) 外国語の運用能力 36.6% なし 多文化 歯学、保健学科 (10N) コミュニケーションの能力 58.4% なし 多文化、教育 薬学科、工学 (10O) プレゼンテーションの能力 56.5% なし 水産、多文化、教育 経済(昼)、薬学科 (10P) 数理的な能力 34.9% なし 工学、水産 多文化、保健学科 (10Q) コンピュータの操作能力 77.8% なし 薬科学科、環境科学、 薬学科、工学、 経済(昼) 多文化、歯学 (10R) 時間を効果的に利用する能力 45.4% なし 経済(夜)、保健学科 歯学 (10S) グローバルな問題の理解 36.8% なし 多文化 歯学 (10T) 卒業後に就職するための準備の度合い 32.5% なし 教育、薬科学科 薬学科 注)経年変化は2013年度と2015年度との比較。

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