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31 第3章 1年生が身に付けた能力と知識 1.1年生の能力や知識の変化 本章では、入学した時点と調査時点(1年生の12月頃)を比べた1年生の能力や知識の変化を見ていこう。選択肢は「大きく増えた」、「増えた」、「変化なし」、「減った」、「大きく増えた」の5つである。 図表3-1 能力や知識の変化についての設問 [10] 入学したときと比べて、あなたの能力や知識はどのように変化しましたか。 (10A) 一般的な教養 (10B) 分析力や問題解決能力 (10C) 専門分野や学科の知識 (10D) 批判的に考える能力 (10E) 異文化の人々に関する知識 (10F) リーダーシップの能力 (10G) 人間関係を構築する能力 (10H) 他の人と協力して物事を遂行する能力 (10I) 異文化の人々と協力する能力 (10J) 地域社会が直面する問題を理解する能力 (10K) 国民が直面する問題を理解する能力 (10L) 文章表現の能力 (10M) 外国語の運用能力 (10N) コミュニケーションの能力 (10O) プレゼンテーションの能力 (10P) 数理的な能力 (10Q) コンピュータの操作能力 (10R) 時間を効果的に利用する能力 (10S) グローバルな問題の理解 (10T) 卒業後に就職するための準備の度合い 図表3-2は「一般的な教養」についての評価である。全体を見ると7割が、「大きく増えた」または「増えた」と回答しており、2013年度から2015年度にかけてその割合はやや減ってはいるものの、ほとんど変化していないと言える。学部・学科別に見ると、教育学部で「大きく増えた」または「増えた」と回答した者が8割を超えたほか、多文化社会学部と経済学部(夜間主コース)、保健学科で8割近くの学生が増えたと答えた。逆に、歯学部では、半数未満しか増えたと回答しておらず、反対に「大きく減った」または「減った」と回答した学生が15.9%いた。

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