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138 5.小括 本章では、3年生の大学生活に対する評価、学生生活についての充実度、教育内容・環境に対する満足度、大学の設備と学生支援制度に対する満足度について概観した。 大学生活に対する評価について、全体として、うまくいっているという回答が過半数であった項目は、「大学の学生向けサービスを上手に利用する」、「効果的に学習する技能を身につける」、「大学が求める水準に応えて学習する」、「時間を効果的に使う」、「大学教員と顔見知りになる」、「他の学生との友情を深める」であった。逆に、半数いかなかった項目は「大学教員の学問的な期待を理解する」という項目であったが、49.4%が肯定的な回答をしており、また、この項目のみ2013年度と比べて2015年度に5%以上増加した項目であった。1年生と比べて3年生の方が肯定的な回答の割合が5%ポイント以上高い項目は「大学教員の学問的な期待を理解する」、「効果的に学習する技能を身につける」、「大学教員と顔見知りになる」という項目であった。1年生の方が肯定的な回答の割合が高い項目はなかった。 図表10-33 学生生活に対する評価 まとめ [14] 本学に入学してから、あなたは次のことがらについてどれくらいうまくいきましたか。 2015年度全体の肯定的回答比率 経年変化(5%ポイント以上) 1年生との差(5%ポイント以上) 他よりも肯定的な回答の比率が高めの学部・学科 他よりも肯定的な回答の比率が低めの学部・学科 (14A) 大学の学生向けサービスを上手に利用する 61.5% なし なし 薬科学科、水産 経済(夜)、医学科 (14B) 大学教員の学問的な期待を理解する 49.4% なし ○ 水産 経済(昼) (14C) 効果的に学習する技能を修得する 64.0% なし ◎ 環境科学、水産 経済(昼) (14D) 大学が求める水準に応えて学習する 54.4% 増加 なし 歯学、水産 経済(夜) (14E) 時間を効果的に使う 63.5% なし ○ 医学科、歯学 薬学科 (14F) 大学教員と顔見知りになる 53.8% なし ◎ 教育、保健学科 経済(昼) (14G) 他の学生との友情を深める 85.3% なし なし 教育、医学科、 保健学科、薬科学科 歯学、工学 注)経年変化は2013年度と2015年度との比較。 注)1年生との比較は2015年度のもの。「○=5%ポイント以上3年生の方が割合が高い」、「◎=10%ポイント以上3年生の方が割合が高い」、「△=5%ポイント以上3年生の方が割合が低い」、「▲=10%ポイント以上3年生の方が割合が低い」ことを意味している。 学生生活の充実度については、8.5割が充実していると回答し、これは1年生の結果よりも5%ポイント以上高かった。ただ、経年変化を見ると、2013年度に比べ、充実しているという割合が減少している。 図表10-34 学生生活の充実度 まとめ 2015年度 全体の肯定的回答比率 経年変化(5%ポイント以上) 1年生との差 (5%ポイント以上) 他よりも肯定的な回答の比率が高めの学部・学科 他よりも肯定的な回答の比率が低めの学部・学科 [15] あなたの学生生活は充実していますか 84.6% 減少 ○ 保健学科、環境科学、 水産 経済(夜)、工学 注)経年変化は2013年度と2015年度との比較。 注)1年生との比較は2015年度のもの。「○=5%ポイント以上3年生の方が割合が高い」、「◎=10%ポイント以上3年生の方が割合が高い」、「△=5%ポイント以上3年生の方が割合が低い」、「▲=10%ポイント以上3年生の方が割合が低い」ことを意味している。

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