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122 第10章 3年生の大学生活に対する満足度 本章では、3年生の大学生活に対する評価、学生生活の充実度、教育内容・環境に対する満足度、大学の設備と学生支援制度に対する満足度について概観する。 1.大学生活に対する評価 本節では、大学生活に対する評価について確認する。設問は図表10-1のとおり7つである。選択肢は「とてもうまくいった」、「いくらかうまくいった」、「あまりうまくいかなかった」、「まったくうまくいかなかった」の4つである。適宜、第4章の1年生の結果と比較する。 図表10-1 大学生活に対する考えと満足度についての設問 [14] 本学に入学してから、あなたは次のことがらについてどれくらいうまくいきましたか。 (14A) 大学の学生向けサービスを上手に利用する (14B) 大学教員の学問的な期待を理解する (14C) 効果的に学習する技能を修得する (14D) 大学が求める水準に応えて学習する (14E) 時間を効果的に使う (14F) 大学教員と顔見知りになる (14G) 他の学生との友情を深める 図表10-2は「大学の学生向けサービスを上手に利用する」ことがうまくいったかどうかについてである。全体的には6割程度の学生が「とてもうまくいった」あるいは「いくらかうまくいった」と回答した。経年変化を見ると、2013年度から若干、割合が増加している。1年生の結果とくらべると、あまり差はない。2015年度に限って言えば、3年生のほうが3.6%ポイント高いが、2013年度、2014年度は1年生の割合の方が高かった(参考:図表4-2)。学部・学科別に見ると、水産学部、薬科学科で7割がうまくいったと回答し、その割合が比較的高かった。対して、医学科と経済学部(夜間主コース)では5割程度と低くなっていた。 図表10-2 図表10-3は「大学教員の学問的な期待を理解する」ことがうまくいったかどうかである。全体的には5割程度の学生がうまくいったと回答した。経年変化を見ると2013年度から徐々に増加している。1年生の結果と比べると3年生のほうがややその割合が高く、2015年度について3.9%4.1%5.3%2.3%5.8%6.1%3.2%2.8%13.0%5.9%6.0%9.0%6.6%52.2%54.7%56.2%54.5%54.7%45.5%46.8%65.1%41.3%61.5%64.7%55.5%60.4%67.1%36.5%34.6%31.8%38.1%32.3%33.3%35.1%28.3%37.0%33.3%17.6%31.4%28.8%23.7%6.5%6.1%6.1%4.0%6.7%15.2%12.8%2.8%8.7%5.1%11.8%6.7%1.8%2.6%0%20%40%60%80%100%2013年度(n=1118)2014年度(n=1182)2015年度(n=1217)教育(n=174)経済(n=223)経_夜間主(n=33)医_医学(n=92)医_保健(n=106)歯学(n=46)薬_薬学(n=39)薬_薬科(n=34)工学(n=283)環境科学(n=110)水産(n=76)全体学部別[問14A]大学生活への適応:大学の学生向けサービスを上手に利用するとてもうまくいったいくらかうまくいったあまりうまくいかなかったまったくうまくいかなかった指定外回答/無回答

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